にほんご手帖

ザ・近況

100円ショップ ダイソー風のタイトルにしてみました。

師走という字を眺めていると、本当に自分が駆け回っているみたいに見えてきます。

走　走　走　…タッタッタッ

とにかく、それはもう、目まぐるしいんです。毎日が。

好きを仕事にしているので、決して辞めたいとは思わなくて、むしろ今まで稼げなかった分一生懸命になっちゃってます。でもミニマム収入のときの5倍の収入になった今 (やっと人並み…日本語教師がいかに稼げないかは、そのうちお話しします) さすがに家に帰るとバタンキュー。「つかれた」と言うことばは「憑かれた」に通じるからいけないとカーリーが言っていたので、なるほどと思い 、代わりに「ねむい」と言うことにしました。一日の睡眠時間の半分を電車での移動でとっているくらいです。

最近のスケジュールはざっとこんな感じ…

月曜日：9:00-17:00　日本語学校
火曜日：9:00-17:30　研修センター
　　　　19:00-21:30  ヨーロッパ某国の2名に個人授業(1時間、1時間半ずつ)
水曜日：9:00-17:00　日本語学校
　　　　18:00-19:30  アジア某国の1名に個人授業
木曜日：9:00-17:30　研修センター
　　　　19:00-21:30  ヨーロッパ某国の2名に個人授業(1時間、1時間半ずつ)
金曜日：9:00-12:30　日本語学校
　　　　19:00-20:30  アジア某国の2名にグループ授業
土曜日：10:00-11:30  アジア某国の4名にグループ授業
　　　　14:00-17:00  キャンドル制作教室
日曜日：終日家事

いいんだよ

いつもお世話になってる、インドのお客さんの奥さんが
「すみません、しつもんがあるんです…」
と言って、 １通のハガキを見せてきた。

それは市民税の督促状。

そのことを告げると、
「そうですかー。おかねはもうはらいました」

じゃあ問題ないですよ、と言おうとしたそのとき。
「あのう、もうひとつしつもんしてもいいですか」

？？どうぞ、と言うと、

代講依頼、悲喜交々

専任氏が中国へ出張するとかで、代講を頼まれました。

なんでも、そのクラスにはロシアの学生が２人いるんだとか。
キリル文字で、私の名前書いてもらおうっと♪

…と思ったら!!!!
そのロシア学生、２人とも代講日の前日に国へ帰ってまう！
オゥノーウ (泣)

色々あるわな

また新学期というものがやってきました。

勤務先の日本語学校の話です。ここは、3か月単位でクラスが変わります。つまり、3か月ごとに新入生がやってくるのです(多いのは4月ですが)。

今度の学生は、いやー、すごい。久々に…。

「んです」考。その3

では、最後に残された「〜んですが」。

この使い方と意味 (専門的には「機能」と言います) を友人に聞かれたとき、私がどう答えたか、ご参考までに載っけておきます。

Mくんからの質問
(前略)
「吉田兄弟は技術が高い。」「高いである。」
どちらを使うべき?
それから…「例の件ですが」と「例の件なんですが」はどう違うの?
どうして日本語にはこんなに似た言い方があるの?
もう8年も日本語を勉強しているけど、わからないよ〜
外国人をいじめるため??

「んです」考。その2

「んです」のおかしな使い方の例として、私のこんな体験を。

海外の授業で、ビデオを使っていたとき、理事長 (日本の方ではない) がやってきて、開口一番「もうちょっと音を下げてくださいませんか。うるさいんですから」とお願いに来ました。
理事長は、穏やかなもの言いをする方でしたが、このときの言い方が妙にひっかかりました。

「んです」考。

前回の記事で「例の件ですが」「例の件なんですが」の違いについて言及しました。
ここで問題となる「んです」は、多くの初級日本語テキストに学習項目として出てきます。

つまり、教師はそれが教えられなきゃいけない。

では、どういうときに使うのか、どんな意味があるのか今日はそれを考えてみたいと思います。興味のない方はスルっとスルーしてください。

(お、今日はなんだかアカデミックなにおいがするぞ！)

ぼみゅー

授業が終わって教室を片付けていたら、最後まで残っていた学生が話しかけてきました。

「『テンション』『具合』『体調』『調子』『機嫌』は
どう違うの? 」

こういう質問、よくあります。確かにひとつひとつ意味が違うということはわかるのですが、何がどう違うのか聞かれると、明確に説明するのはけっこう大変です。でも、こういう言葉の意味分析は大好きな仕事のひとつ。

前にイギリスの友人にも、
『この間の件ですが』と『この間の件なんですが』は
何が違うの?
と聞かれ、まる1日考える時間をもらって説明しました。

相手が初級ならまだしも、上級レベルの人に「どちらも同じです」というのは通用しません。言い方が違うからには、意味も違って当たり前という概念ができているから。

こういう微妙な違いをうまく説明できたときは、謎解きに成功したようで嬉しくなってしまいます。

就学生の京都・大阪

授業の合間の休み時間に、韓国のPさんが旅行会社のパンフレットを手に、「このホテルはどうですか、いいですか」と尋ねてきました。

聞けば、クラスメイト4人で2泊3日の関西旅行を計画しているというのです。「京都とか、大阪とか、行ってみたいですけどどこがいいとか全然わからないですから…」と困った感じのPさん。よォーし、私にまかせなさい! と、無責任にも答えてしまったのでした(汗)。

そんなわけで、書店に足を運び、関西旅行基本のキとして良さそうなガイドブックを2冊購入。現在下調べ中です。旅行の計画を練るのも、誰かのため、と何かするのも楽しめる性格なのですが、なんせ東京に根をはって生きているため「これでいいのか?」と心配に…。

それで皆様、京都にある海外の人が喜びそうなところや、おすすめコース、また、大阪での食っとけグルメがあればぜひ教えてください。みな日本語が達者とは言えない4人なので、苦難なくたどり着けるところですと有り難いです。
お願いします。

日本語教師のファッション哲学

職場のひとつである日本語学校にはドレスコードがありません (規定のある学校ももちろんあります。スーツじゃなきゃダメとか)。よって服装は自由なのですが、基本的に私はだいたいいつもTシャツにジーンズ。これには動きやすいだけでなく、理由があります。