社会的弱者の声を国政に伝えたい−−。与党と野党、無所属と政治的立場は違うが、当事者の視点から参院選で国会を目指す新人3人がいる。発達障害の息子を 抱える母親、薬害被害者、2重の偏見と差別に苦しんできた在日の障害者。「年金選挙」と言われる中、埋もれがちな福祉の問題を、国会に届けようと訴え続け ている。詳細(毎日新聞 2007年7月9日)
注目してるのはこちら。
障害者団体役員の金政玉(キムジョンオク)さん(51)=民主比例=は在日韓国人2世として生まれた。3歳のときに小児まひにかかって身体障害者になり、 車椅子で生活する。結婚する際、国籍による差別、偏見も経験した。サービス料の原則1割が障害者の自己負担となった障害者自立支援法。サービスを利用でき にくくなり、「自立阻害法」と批判する。
もうこの法律、ぜひともどうにかしていただきたい。誰だって明日事故や病気で障害を負うかもしれないんだから、「他人事」では済まされないと思う。障害を持っている人の苦労は、どうしても、そうでない人にはわからない、気付けないものだし。誰に投票するかは別として、金さんの志が真実なら、本当に応援したいと思う。
このニュースを見て、「なんで外国人が立候補するの?ほかにやることがあるんじゃないの」なんて言っている人がいたけど、金さんは日本国籍を取得されたそうです。「在日」の人=「外国人」なんていつまで言っているんだろう。少子化は、日本だけの問題じゃなくて、アメリカを除くすべての先進国では今後、自国民の労働力だけでは足りなくなると国連の試算でわかっているそうな。言い方は悪いけど、「移民や外国人労働力の取り合い」はもう目前。それなのに、外国人を受け入れるシステムが確立できてない(「YOKOSO! JAPAN」の文字を見るたびに思うよ)。いんや、それどころかネットカフェ難民なんて言葉すら生んじゃって、自分の国があっぷあっぷ。
ワタシのこよなく愛する国、ブータンの王さまは、「国民総生産」をもじって「国民総幸福」という言葉をつくって国政にあたってますよ。ステキじゃありませんか。
あと腹が立つのは、「俺のワタシの一票で何が変わるの」と選挙に行かないで、世間にぶうぶう文句を言う人たち。
じゃあ誰に入れればいいのか?それはネコが知っているかもしれない。
…とまあ、物思う黄昏なのでした。
*画像と内容とは一切関係ありません。
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