気がつけば「日本語教師」と呼ばれる職に就いて10年。
良くも悪くも色々なことがありました。
最初は月3万だった収入。正直、大卒なのに実家を出られないというジレンマに陥り、家では仕事の理解も得られず…仕事そのものは楽しかったけれど、帰ってきたときに形容しがたいストレスを感じていました。
その収入も今や約8倍。決して時給が上がったわけではないんです。立ち回りが多少うまくなったのと、一般企業と契約ができたから。やっと家を出る余裕もでき、一人暮らしを始めたのも束の間、来ましたよサブプライムが私のところにも。
私はここ数年、午前中と夜間の2部制(と、勝手に呼んでいる)で仕事をしています。日中は日本語学校、夜は一般企業に勤めるエンジニアを対象とした授業。しかし。しかしです。夜間担当していたエンジニアがごっそり帰国決定。新聞に「従業員削減」の見出しが大きく載った翌朝には「急に帰ることになりました」と連絡が。おいおい、そりゃないよ!
正直、そこでの収入が全収入の半分近くを占めていたので、経済的に、また振り出しに…とはいわないまでも、厳しい状況には違いありません。でもね、日本語教師ってもともとが薄給だから、こういう時わりと平然としていられるんですよね。今は家賃と光熱費以外は一日100円以内で過ごしています。中国滞在時代の生活の知恵も今ここで大いに生かされてます(笑)
普通にしてても決して「家庭的」とは言われずなぜか「サバイバー」と呼ばれる私。意外とできるもんですね。
ふんばりますよ!