Gさんという韓国のお客さんから、春休みに遅れを取り戻したいのでプライベートレッスンをやってほしいという要望があり、彼女の住まいまで出張授業をやってきました。
話題が名前のことになった折り、おもむろに彼女が「初めて会ったとき、先生の名前が「竹島」だと思ってびっくりしました。」と言いました。それで今度は話題が「竹島問題」に。
それで思い切って、「Gさんは今までの竹島のニュースをどう思う?」と聞いてみると、「歴史を知ることは、自分が何人であるかといったアイデンティティー
を得るために必要なことだと思います」という前置きのあと、「でも、正直に言うと、竹島がどこのものかとか、そういうことはどうでもいいと思います。それ
より、せっかくいい関係ができたときに、そういうニュースのせいでまた関係が悪くなることが残念です。私たちにとって重要なのは"いま"だと思います」
と話してくれました。これには私も深く同意、貴重な意見に感謝。私個人的には、こういう問題を韓国や中国の人と、もっと話したほうがいいと思います。「日
本人は話しちゃいけないと思っている人けっこういると思うよ」と言ったら「へえ〜それは面白いです。そうなんですか」とGさん。
2時間みっちり、有意義で楽しい時間でした。
私も韓国に行った時に、「戦争」について質問したことがあって、初めははらはらしたけど、結果的に話してよかったな~と思ったよ。
臭いものには蓋をって感じでいると、なかなか相手の本当の気持ちが分からないからね。
それにしても、ステキな生徒さんだね。
投稿情報: seiko | 2006年4 月 4日 (火) 22:01
>seikoちゃん
そうねー。デリケートな問題ではあるから、唐突に聞くのはよくないけどね。彼女は韓国人の典型的な性格として、「裏表や遠慮がない」ことを挙げていました。(日中それぞれに留学経験がある彼女は、本音と建前を使い分けるところは日本人と中国人は似ていると実感したそう) だから本当に理解したい、いい関係を築きたいと願うなら、思いきって聞いてみることを提案しました。
本当に可愛らしい学生です。私にないものをいっぱいもっているの〜。
投稿情報: caragh | 2006年4 月 4日 (火) 23:48