Special Olympics (スペシャルオリンピックス)という、もうひとつのオリンピックがあります。知的発達障害を持つSpecialな人たちのスポーツの祭典、と言えばよいでしょうか。知的障害のある人を、知的障害のある人が撮影する…。そんな9人のクルーのドキュメンタリー映画を観てきました。
2005年2月。世界中のメディアが長野に集まった。そこに9人のBelieveクルーの姿もあった。知的発達障がいのある人たちを撮影 したドキュメンタリーはこれまでにも数々あった。でも、彼ら自身が、カメラを扱い、マイクを片手にインタビューをし、記録するとしたら? 信じられないかもしれない。しかし、9人のBelieve撮影クルーは、それをやり遂げた。(中略) 彼らは自分の目で世界を見て、自分の言葉で世界を伝えた。本作は、彼らがそこにいたるまでの道のりを記録し、彼ら自身が撮影した記録映像とともに、ひとつ の映画となって誕生した。- Believe公式ウェブサイトより
底抜けに明るく、清々しい気持ちになる映画で、特にクルーのひとり、増満くんの一挙一動は、そのへんのお笑い芸人よりずっと面白い
(しかも絶対計算してる!彼)。小泉首相やKONISHIKIへのインタビューもあってドキドキ。「普通」であることが何なのか、わからなくなりました。
「彼らはできないのではない。社会ができないと思い、できなくさせているのだ」という、創立者ユニス・シュライバー (ケネディ大統領の実妹)
の言葉が思い出されます。
嫌なニュースや偏屈な映画が多い今、ぜひ観てほしい作品です。
★ぴあ満足度No.1映画★
(東京での公開が終わってしまったので、DVD発売までは"クルー9人が見た!撮った!スティル写真"でガマン!)
こんにちわー
さっそく遊びにきました。日本語関連のお仕事なさってるんですね。とっても興味あるお仕事ですね。実は海外に住んでいると日本のことを聞かれることが多くて、答えられなくて恥ずかしい思いをしたりすることが多々あるんです。日本語をはじめ、自分の国のことをちゃんと勉強しとくべきだったと今では思います。いいお仕事ですね。
投稿情報: theNetherlands | 2006年4 月 3日 (月) 05:46
>theNetherlandsさん
ようこそー。
もともとことばには興味があったんですが、はじめは映画関係か出版社勤務 (曖昧!) に憧れていたんです。でもひょんなことから日本語屋になっちゃいました。
私も海外行って、日本のことを聞かれます。でも「じゃあんたの国はどうよ?」って聞くと、みんな本当はわからないのに結構適当なこと言ってる場合も多いような気がします。そこを日本人の場合は「えーと、んーと…ああ…わからない…(→"もっと勉強しなくちゃ〜"につながる) 」と感じることが多いみたいですね。日本人が謙虚&勤勉と言われる所以??かしら。
私は「あんた日本語の先生でしょっ!?」と家族から言われることが一番多いでーす。
ところで、Netherland私大好きなんですよ。ANNAというアムスのホステルの内装がとってもチャーミングでした。行きたいなあ。
投稿情報: caragh | 2006年4 月 3日 (月) 08:15