わ〜〜
あっつい!!!!
日本の夏より、気温も湿度も高い。自動ドアの薄いガラスの向こうは、熱く、暑く、厚い空気が立ちこめていた。日頃代謝が悪く、あまり汗をかかない体 質の私でも、じわじわ汗がにじんでくるのを感じる。持ってきた衣類は2日分。これは足りなくなりそう…。そう考えながら、バス乗り場 を探す。
でも、停まっているのはタクシーばかり。どういうことだろう。近くにいたおじさんに聞いてみる。それが、大きな失敗の始まりとは思いもよらずに…。
私「有没有巴士? 」(バスはありますか)
お「没有」(ないよ)
ええっ、私の台本とすじが違ってきているぞ。
私「あの、でも、市の中心へ行きたいんですが、どうしたらいいですか?」
お「ここで3分待っていたら、俺が連れて行ってやるよ」
私「いや、あのー、大丈夫です」
お「台湾は始めてでしょ?中心は遠いよ?」
私「地図、ありますから…」
お「バスなら1時間以上かかるけど、俺のタクシーなら40分で行けるのに」
…ほんと??
それを聞いた私は、負けてしまった。時間を買ったのだ。
聞くと目的地まで1,400NTだというので、それでは高すぎると1,200NTにしてもらい、車に乗り込んだ。車の中は、エアコンが効いており、さすがに快適だった。そしておじさんは、終始ご機嫌だった。
途中、高速道路で背後からバスに追い越された。
バス、あるやんけー!!!!!!
こうして腑に落ちない思いを抱きつつ、わかるようなわからないようなコミュニケーションを楽しんだあと、おばあさん一人はねそうになって、道に迷い、ついに予約していたホステルに着いたときは12:00をとうにまわっていた。
ホステルでは台湾人のおばさんが受付に座って待っていた。テレホンカードを買って予め聞いていた蔡さんのケータイにかける。蔡さんは「えっ、タク シーで?!」と驚きを禁じ得ない様子。おじさんはいい人だったけど、やっぱ高すぎだ。バスなら200NT程度で来られるのだそうだ。 3日分の宿泊費を払い、テレホンカードを買ったら、もう残りはほとんどなかった。
ホステルはいい感じにボロく、楽しくなりそうな予感。今日のことはもう忘れよう。12:30就寝。
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