今日は一路、台南へ!
7:18台北発の高鐵(高速鉄道の略。つまり「新幹線」です)を予約していたため、5:30に起きた。
二段ベッドの上側だったので、上り下りに苦労。
昨晩寝るとき入口付近のベッドの子が明るいのが迷惑そうだったので、荷物の整理を廊下で行い、06:45に出発。
とにかく駅まで近いのが嬉しかった。次回も来たらここに泊まろうと考えながら駅に向かう。
チケットオフィスを見つけて予約表とパスポートを見せるとすぐにチケットが渡された。定刻どおり07:18に出発!
高鐵は本当にきれいだった。どうやら日本製らしい。スナックの売り子さんにも思わず日本語で話しかけてしまいそうになるほど、乗っていると異国にいる感じがしないのだ。そんなふうに思っているころ、思いがけず「新竹」を通過。白くんが住んでいる街だ。心の中でそっと手を振る。
高鐵の駅もぴかぴかだ。明日来る台中を8:19に通過。
新幹線は9:01に台南に到着。降りてプラットフォームから見える景色に戸惑った。あれ…?なんか…何もない…。
あ、確かTienちゃんが「高鐵の駅と火車站(在来線駅)は30分ぐらいある」と言ってたっけ。ちょうど構内にインフォメーションがあったので宿の地図を見せて、ここに行きたいと伝えると、椰子の木が見えるあたりを指差して「あそこから乗れますよ」と教えられた。ああ、南国に来たなあと思いながらそこにあったエスカレーターで降り、通路を通っていくと、確かに切符の券売機があった。だけど路線図を見てもどこにも「いまここ」の表示がなく、いったい自分が今どこにいるのか、どこから台南行きまでを買えばいいのかわからなくなり、軽くパニックになる。しかたなくその路線図の写真をスマホで撮って、もう一度インフォメーションに戻り「すみません、今わたしはどこに…」というと、沙崙駅ですよ、と教えてくれた。
…ということでやっと切符購入!沙崙から台南までは約30分、25元。電車は昭和の香りがぷんぷん。ああ、ステキ、こういう旅が本当に本当に好き。
そんなこんなで台南に着いたのは9:57。宿へのアクセスは駅の裏口から出てまっすぐ、途中を1度右折するだけなので迷わないはず…と、途中で動画を撮ったりしながら進む。宿まで半分ぐらいのところにおいしそうなドリンク屋さんがあったので休憩♪ 買い物はかなり慣れてきたなあ。
右折の目印であるHang Ten(衣料品)のお店はすぐ見つかったけれど、そこから歩けども歩けどもそれらしい場所がなく、不安になる。(こういうときいつもよぎるのは「高雄行ったら宿がなくなってた事件」。もはやトラウマ)
進んでは引き返し、を繰り返して、やっと路地の一番奥に発見!!
一見すると何ともない建物なのだが、一歩踏み入れると「懐かしき生活」感にあふれた空間。昔おばあちゃんの家に遊びに来たような感じ。昭和風の炊飯器や文字のかすれた何かの箱、市松模様のタイルの床、格子…。すぐに気に入った。
この街で会う約束をしているTienちゃんとは、FBの友好ページで知り合った。4月に大阪に語学留学する予定だそうで、中国語を教えてもらったりしてきた。そして今回、台南のことはほとんど全て彼女が教えてくれた。お互いの言語が少しできるのでほどよく相手に気を遣いながら話すので、居心地がよかった。そして会ってみてわかったが、彼女は本当に優しい。
そんなTienちゃんが来るといった11:15まではあっという間だった。この宿はチェックインが15時以降にならないとできないので、ひとまず荷物を預かってもらうことにした。しかし(1)明日の朝は早く発つことになる (2)今日の夕方、高雄に行くので、帰りが10時過ぎること …この2点が問題だった。
(1)に関しては台北のホステル同様、フロントの鍵返却BOXに入れて出て行くだけで大丈夫との事。(2)に関しては、「本当は15時にならないとチェックインさせてあげられないけど」という前置きのあとに、「いいよ、サービスだよ」と言ってその場で鍵を渡してもらえた。状況を何とか中国語で説明しなければならず、わかる語彙を駆使してどうにか伝えたのがよかったようだ。「この人頑張ってる。じゃあ、まあいいか」みたいな感じだった。そんなバタバタをやっているうちにTienちゃん到着。(ごめんね!ちょっと待ってて!)と目配せして待っていてもらう。結果、フロントの女の子はこう言ってくれました。
「15時以降は荷物を部屋に運んでおくね。じゃあ行ってらっしゃい」。
Tienちゃんは時間がないわたしのために、バイクで来てくれていた。後ろに乗せてもらってさあ出発!
わたしが「神農街が見たいな」と言っていたのでまずはそこへ!
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