日・月を週休2日に設定して、そのリズムにも慣れてきたところに、新たな仕事依頼。すでに担当しているお客さん、アルテミスさん(仮名) からの紹介で、どーもその人のボスらしく、「断ってもなんでもいいから、あとは自分でコンタクトしてくれーぃ」と丸投げ。もしもーし!
実はこれ以上仕事を増やすと、歯車全体が狂っちゃう気がして、ほんとは断りたかった…。電話でアポとったときも「で、お前は何時に来るんだ?」「えとー、じゃ午前中でオネガイシマス」と言うと(ガハハと笑い)「午前中ったって、10時も11時もあるではないかー」と。「では11時でオネガイシマス…」「はいよ」ブチッ。みたいなーなななー。今まで、色々な人に会ってきて、中には上流と呼ばれる方々も大勢いたけど、この人…いやいや、会う前からイメージ作っちゃいかんいかん。ただテンションどうも下がる。
電車に揺られ、なんとかヒルズと呼ばれるゴージャスなビルのすぐそばに、彼、シリウスさん(仮名) の職場はありました。結局なりゆきで授業することになったんだけど、始める前のインタビューもあっさり斬られ、そんなつまらん質問どーでもいいとばかりに いきなりあいさつの練習に突入。
エリートさんは外国語学習に臨むときにかなりの確率で、間違えたり、できなかったりでプライドを傷つけられるのを恐れる人が多いんだけど、シリウスさんはその「不安」「恐れ」をそのまま形にしたような人。子ども扱いなんて全くしていないのに、終始「私は子どもではないんだ」と言い、私がローマ字をちょっと読んだだけで、首を横に振って「わからない」と無言で訴える。
最初はやりにく〜いと思っていたけど、私がそう思ってしまうと何も始まらない。「日本語はふつう、マスターするまでに2年はかかるから、心配しないで。はじめての今日難しいと思うのは、当たり前のこと」という話も。
最後に、気を良くしたのか「ギリシャコーヒー飲んでみたい?」と聞いてくれ、作ってくれた不思議なコーヒー。出しながら「これは別名、トルココーヒー」と言っていて思わず「どっちなん!」と心の中でツッコミ。
やっぱ、私にはエリートワールドは合わねー!!
アルテミスさんからの紹介という手前、彼と同額(1時間半3,000円)で請求したら(ガハハと笑い)「のーぷろぶれーむ」。
もっと請求してよかったんスか?
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