また新学期というものがやってきました。
勤務先の日本語学校の話です。ここは、3か月単位でクラスが変わります。つまり、3か月ごとに新入生がやってくるのです(多いのは4月ですが)。
今度の学生は、いやー、すごい。久々に…。
これまで担当してきたクラスは、「全然勉強する気のない人」の集団か、「勉強が好きでしかたがない」、または「勉強する気はあるけどどうにも理解が遅い」グループのどれかでした。今回は、どこに当たるかなあ、なんて思っていたら、「勉強する気があったりなかったり」クラス。4時間で異常なほど気分にムラがある学生諸君の集団でした。初めはよかったのですが、だんだん飽きてきた様子。椅子に座っているのも落ち着かず黙って出て行く人、お菓子をこっそり食べる人…なんだか、だらしない感じ。
とりあえずキレないように今日のところは気をつけて、3か月、がんばろうと思います…(すでに疲れ気味)。
もうひとつのクラスは、みんな一生懸命で「よっしゃ♪」と思っていました。
でも、ある学生が「以前の先生に習いたい」と事務側にアピールしていたんだそうで…。「前の3か月で、自分の能力が上がった。だからその先生に習いたい。今度はクラスの雰囲気も自分に合わないし、変えてほしい」と言ってきたんだとか。
来日して日が浅い彼はきっと、せっかく築き上げた教師との関係、また自分で獲得した日本での学習スタイルが壊れる気がしたのでしょう。彼は今回担当となった先生、事務スタッフ、前回の先生…とほうぼうに意思表示をしたようです。
結局、彼の要望は通りませんでしたが、この3か月、彼にとって最高の教師に近づけるよう努力しよう、とこっそり思いました。
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