観ないかなぁ…と思っていた『君とボクの虹色の世界』。
日常という空間をうまく切り取って、その中で起こる事件ともいえない事件が、これ以上ないくらいドラマチックに描かれます。私たちの日々も、ほかの人から見たらこんなにも狂おしく愛おしいんでしょうか。
物語を追っているときふと、日本語では「いろいろ」を「色々」って書くことに気付きました。
タイトルの「虹色」というのは、つまりこの映画のキーともいえる視覚的な色のこともあるのかもしれないけど、私たちの毎日の生活で繰り広げられるいろんなことを意味しているのでは?先日、アメリ=エリンに宛てたカードに "Life is Rainbow!"というメッセージを綴ったばかり。「毎日はいいこともあるし悪いこともある。いろいろよ」ってこと。この映画の監督もそんなことが言い たくて撮ったんではないかな、なんてちょいと主観入りました。
彼女のことばつむぎのセンスも絶妙です。ここ最近、「ふつうの暮らしにこそ愛を」という考え方を著した本や雑誌をよく見ますが、そんな現代だからこそ生まれるべくして生まれた映画と言ってもいいかも。 ゴーストワールドの味やアメリの香りが好きな方なら美味しく観られる映画。監督・脚本・主演をこなしたミランダ・ジュライの地味かわゆい世界、ご堪能ください。
★第58回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞) 国際批評家週間グランプリ 受賞★
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『君とボクの虹色の世界』公式サイトはこちら(日本語)。
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