初夏のアイルランドほど、旅に出てのんびり心安らぐところはないかもしれません。そう簡単には行けないヨ! って、それじゃこちらはどうでしょう。豊富な写真と愛情いっぱいの文章で、最新のかっこいいアイルランドに飛ばしてくれます。
これだけ都内にアイリッシュパブができ、認知&浸透されてきた感のあるお国ですが、「お洒落でかっこいい」アイルランドを特集を組んでまで紹介し てくれる本はほとんどありませんでした。だから書店でこのみつば (シャムロックといいます) を見つけたときもいささか信じられなかったのですが、その後でいざ買おうと思ったら各書店でお品切れ、5店目でやっと再会できました。
名前からして私好みなeasy traveler vol.14。まずね、写真とページデザインが美しいんですよ。ダブリン(AVOCAが載ってるー!!!) →コーク→キンセール→アデア→バー→ゴールウェイ→ドネゴール→スペリンス→ ベルファストを廻った21日間の様子が細かに書かれ、文章も気楽ながらアイ ルランドに対する優しい気持ちでいっぱい。
それから面白いのは、現地で撮った写真が「広告」として使われているところ。右上の写真がそれ。例えばどこかのブランドの服を、アイルランドの学生に着てもらってパチリ。ア イル ランドのパステルカラーの建物を背景に、石畳にバッグを置いてパチリ。こういう広告なら、せっかくの旅行気分が広告によってそがれることもなく、はじ めからおわりまで楽しめます (この広告もまた洗練されています)。
YAB-YUMのパトリック・ライアン氏はアイリッシュなんですね。言われてみれば名前がそうですが、これまであまり考えたこともありませんでした。でもデザインが自由で、ガチガチしてない感じとか、ちょっと納得??
そんなこんなで、これまで、ありそうでなかった「お洒落でかっこいいアイルランド」本。(でも、「おしゃれでかっこいいだけのアイルランド」にはなってしまわないでね) 楽天でもアマゾンでもこの号の取り扱いがないため、大手書店でお求めを。
イベントイベント、うれしいな♪
easy traveler のサイトはこちら。
そうそう、こないだEUフィルムデーズ (過去記事参照) で観た「Cowboys & Angels」、ほんと面白かった。アイルランド映画というと、重くて暗くて陰鬱なイメージで、その中にちょっとユーモアが封印されていて救われる、みた いな映画が多いですが、これはち・がーう。恋愛、犯罪、友情、現実、青春、ゲイカルチャーそしてファッションを、ほどよいバランスで撹拌した質のいい映画 でした (後ろで観てたおばちゃん、笑いすぎだよー)。DVD化されたら是非観てくださいな。
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