私にとって、憧れのデザイナーはエミリオ・プッチ。彼のカラフルな色づかいは世界を明るくし、夢や希望を抱かせてくれます。モノトーンより明るい色が好きなのも、'60-'70年代が好きなのもすべてプッチの存在があるから。初めて見たとき、子どもながらに何かを感じ得て、いつかこれ着たいなあ…そんなふうに考えていました。そして大人になりました。
先日青山のココティエにて、プッチのものありませんかと尋ねた際、「この近くにあるお店にもしかしたら置いているかも」と教えていただいたのがライラというお店でした。マンションの一室なのでちょっと入りにくいんですが、その緊張感がまたいいのです。ドキドキ…。
お店にはお兄さんがいました。上から下まで私の大好きな懐かしスタイルできめています。思いきって「プッチのものを探しているんですが」と尋ねると、たいへん親切にめずらしい物をいろいろ見せてくださいました。
本当に、ため息が出ました。ワンピースやバッグは時々ほかでも見かけますが、ここはプッチ博物館と言ってもいいくらい、貴重なものが揃っているのです。今や幻となったブラニフ航空の傘やユニフォーム、トランプま で。呼吸するのを忘れるほどの美しさで、眺めているとトリップ寸前です。
お兄さんとのおしゃべりで気分もほぐれ、ここに来られてよかったなあと思いました。おかしな言い方です が、プッチが好きでよかったなあと。古着やヴィンテージものが大好きな私。ここに来て改めて感じたのは、やはりブランドを身につけるなら、その背景や歴史を知った方が断然楽しいということ。
ドアを開けたら60年代にタイムトリップしたかのような錯覚が、あなたを待っています(写真のドアをクリック!)。青山・表参道のお散歩コースに、ぜひ入れてください。
ライラにあるのはプッチだけではありません。
Laila ヴィンテージコレクションのサイトはこちら。
★おまけ★
最後にどうしても紹介したかった、 お店のお兄さん自作のクッション(クリックで拡大)。生地はこれまたプッチ。合わせ生地もとっても凝っていて、日本の古い布やレースを使っています。手前、もともとはメンズシャツだったそう。
Special thanks to Laila/Shima-san.
私もダイスキ!とはいえ早々買えるお値段ではないので今後の目標と思っています。新宿?渋谷?だったかなぁ、この間、新品のお店は外から覗いたんだよな・・・。紹介のお店は是非行ってみたいです。
投稿情報: loli | 2006年5 月10日 (水) 16:16
>loliさん
嗚呼、プッチ好きがここにも!嬉しいです♪ライラは本当に芸術品並みの洋服ばかりで、ギャラリーに行った気分になりますよー。プッチは昔のもののほうが柄も形も洗練されていると感じるし、何より新品より安く買えます。ここのアメリカヴィンテージものもかわいかっこいい。おすすめです!
投稿情報: caragh | 2006年5 月11日 (木) 01:09