私のモットーのひとつは、「振り返ったとき、絶対に後悔しないようにしなさい」。毎日は選択の連続。たとえば朝食ひとつとっても、まず朝食を食べるのか食べないのか、今食べるのか、何を食べるのか…。むかーし読んだ『フォレスト・ガンプのガンピズム』( 訳すと、『ガンプ主義』? ) という本にこの言葉があって、いつのころからかこれを意識して日々過ごすように。
で、昨日見つけた本、『アシュリー』。
著者のアシュリーは、まだ14歳。彼女はプロジェリア ( 早期老化症 ) という病気のために、「体の中の時計が、ほかの人より10倍速く進んでしまう」。
こういう病気が存在することが、何だかとても不思議でならない。中学生の頃、題名に惹かれて手にした本、ボリス・ヴィアンの『日々の泡』の、「肺に蓮の花が咲く病気」みたいで…。この本を読むと、そもそも「年齢」って何なのだろう、と思う。
外見のために凝視されたり嫌なことを言われたりもあっただろうと思うし、何より本来は喜ぶべき子どもの成長をどう受けとめればよいのか、母親はものすごく苦しんだに違いない。でも人間は悲しみ・苦しみからも色々なことを学ぶことができる。ちょっと人生につまずいたら、彼女ら親子の言葉を聞くといいかもしれない。いまアシュリーは14歳だけれど、何だかもういろいろなことを悟っていて、でもやっぱり子どもっぽいところもあって、可愛い。彼女が描いた絵はほほえましいし( タッチが日本の子どもとはやっぱりどこか違うんだよね。あれって、なぜなんだろう)、命の素晴らしさを、病気を題材に讃歌しているような本って実は苦手なんだけど、日々の生活について彼女自身の言葉で語られているところがミソ ( つまり日英併記 ) 。語彙・文法レベルは中級くらいなので、英語の勉強になればとも思って。
彼女もまた、毎日後悔のない選択をしているんじゃないかな。
お母さんはちょっとリブ・タイラーに似てて、美人。
日々の泡、私も大切に持ってます♪共通本、「ピッキーとポッキー」にもう一冊追加ですな。そうか瞳を切れば目がでかくなるのか…序章の感想でした。読み直してみよっと。
投稿情報: macky | 2006年3 月29日 (水) 12:51
>mackyさま
「ピッキーとポッキー」もいいよねえ。子どもの頃、お店で見たんだけど、まっしろいクリームで覆われたケーキにすみれの砂糖漬けが散りばめてあるのを見て、「すみれのサンドイッチってこんな?おいしそー!」と思った記憶が。…なんだ、昔から食いしん坊だわ、私。
また遊びにきてねぇ。
投稿情報: caragh | 2006年3 月30日 (木) 01:55
私もアシュリーの番組を観ては色々考えさせられますよ。人生始まったときから選択だよね。
親を選ぶのも自分なんだよね~。
明日目覚めるとは限らない。だから、今を大切にしたいよね。
アシュリーは人生の長さではなく、その内容に意味があると思っているんだろうね。まだ若いのに気づく人は気づくんだね。すごいよね~。
私も毎日精一杯生きようっと!
投稿情報: seiko | 2006年4 月 2日 (日) 01:11
>seikoちゃん
4月1日もテレ東で別のプロジェリアの子のドキュメンタリーやっていたよ。(Mackyさま教えてくれてありがとう)その中で、ずっと親が隠していたつもりの病気の真実を、本人が実はもう悟っていたということが取材中に発覚して、親の口から初めて本人に伝えられる場面があったの。その子はまだ8歳、それでも自分の運命を受け入れていたよ。
世の中に「絶対」はないなんて思っていたけど、よく考えたら「死」は全ての人に訪れるんだよね。最近認識しました。
投稿情報: caragh | 2006年4 月 2日 (日) 15:24