「もっと会話を勉強したい」という要望に応えて、今週から初中級クラスで会話の授業を増やすことにしました。
でも、所謂「自己紹介」ってのも今さら白けるし、かといってまだインタビュー程度しかできないし…とアタマを捻って考えた結果、「自分の名前について話そう!」ということにしました。
たぶん、どんな国のどんな民族にも、名前に何らかの意味があるに違いない。でも、普段顔を突き合わせている者同士でも、今までは名前は単なる「音」にすぎなかったのです。我ながら、今回の授業は面白くなりそう!とワクワク。
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日本語学校での授業は、色々な先生方と組んで一つのクラスを運営するため、「今日はどこまでやった」とか「学生はどうだった」という、通称「引き継ぎ」をしなければならないのですが…
受信した引き継ぎにこんなものが。↓↓↓↓↓↓↓(以下、固有名詞以外原文ママ)
こんにちは。今日も時々強い雨が降っていますね・・・
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今週の土日に、下北沢でまたフリーマーケットに出店します。みなさま、お時間あったらぜひ足を運んでください☆STAR VERRYさんという古着屋さん(ここ、おすすめ!)の敷地をお借りしてします。今回のテーマは「食欲の秋」
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先週。自分の担当内容と全然違う、先の範囲を授業で教えてしまった…。昨日。自分の担当日をすっかり勘違いして、休んでしまった…。ありえーん。どーしちゃったの?ワタシ。関係者の皆さん、ホントのホントにゴメンナサイ!!!(とくにK先生、M先生、なしこさん)7月は、2つまででとどめたいので、さっさと寝ることにしまス。
いよいよ8月かー。がんばろう。
今学期(〜7月まで)、学校は週2日勤務となり、ちょっと時間ができそうな予感です。
んで、今回もクラス2つのうち1クラスでは作文授業の担当になりやした。
新しいクラスのみんなに「作文は好き?」と聞くと、「国では好きだったけど、日本では…。文法が難しいから…」とさびしい返事。
かねてから、学生がやたらに辞書を使って作文を書く様子に、「なんか違うのでは」と思っていました。なぜって、そういう作文を読んでみると、1) 本人の実力を超越したかのような難しい表現や語彙(つまり辞書のコピー) だらけで、ハートに伝わってこない! 2) 本来伝えたいことと、使った表現との間に微妙なズレが生じ、結果何を言いたいのかわからない! まぁ、はっきり言うと「つまんない」。辞書を使えば使うほど逆効果のような気がしていたのです。
そこで、
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…季節です。そうなんです、ついに卒業式。私のじゃありませんヨ。職場の日本語学校の話です。
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日・月を週休2日に設定して、そのリズムにも慣れてきたところに、新たな仕事依頼。すでに担当しているお客さん、アルテミスさん(仮名) からの紹介で、どーもその人のボスらしく、「断ってもなんでもいいから、あとは自分でコンタクトしてくれーぃ」と丸投げ。もしもーし!
実はこれ以上仕事を増やすと、歯車全体が狂っちゃう気がして、ほんとは断りたかった…。電話でアポとったときも「で、お前は何時に来るんだ?」「えとー、じゃ午前中でオネガイシマス」と言うと(ガハハと笑い)「午前中ったって、10時も11時もあるではないかー」と。「では11時でオネガイシマス…」「はいよ」ブチッ。みたいなーなななー。今まで、色々な人に会ってきて、中には上流と呼ばれる方々も大勢いたけど、この人…いやいや、会う前からイメージ作っちゃいかんいかん。ただテンションどうも下がる。
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お久しぶりです、caraghです。1週間で学校に研修センターにプライベート4件をかけもちし、時間ごとに居所が変わる神出鬼没なcaraghです。いつかーあなたの住む街に、行くかもー知れませんー(花の子ルンルンです)。
先週新たに、日本語を勉強したいというインドのエンジニアさんたちのグループが追加になり、本厚木という場所に行くことになりました。5名のほとんどが日本語を初めて勉強するということで、教室用語や簡単な会話練習を準備。その導入として、ノート、ペン、本を使いました。
実物を見せながら、
まず、C「これはノートです」すると、印「おお、notebookは日本語でノートなのか。これは覚えやすい」
次に、C「これはペンです」すると、印「おお、penは日本語でもペンというのか。これはいい」
それから、C「これはほんです」
印「…???!! hon?HON??」
そうですよ、日本語でbookは「ほん」なのですよ。
そういう反応を期待していたら…
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何年か日本語教師をやっていると、学習者 (相手は「学生」だけではなく、ビジネスマンなど色々な方がいるので、こう呼びます) からクリスマスカードや年賀状をいただくようになります。
写真は、私にとって最初の学生から届いた年賀状。日本へ留学した彼は、いろいろなトラブルに遭い、その結果、事件を犯してしまいました。彼と最後に会ったのは数年前、八王子拘置所で。ドラマさながらの透明のパネルを1枚隔てて、警備の人が見ているそばで10分くらいお話ししたのを覚えています。その後、彼は度々手紙をくれました。そして「反省しても反省しても足りない。自分は死をもって罪を償うつもりです。でも、そう覚悟すると今度は悪夢に悩まされる。…」と、告白してくれました。
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最近、ワーキング・プアなること ばが生まれました。まさに日本語教師のためにあるようなことばぢゃないか! これで日本語教師に日の目が当たる! とにわかに心躍らせましたが、一向に日が射さないので私が言います。日本語教師の賃金底上げを要求します。
日本語教師は教師と名のつく職の中でもかなり稼げない、食えない仕事です。世代別で見ても、20代が少ないんですが、これは一度始めた人が数年でギブアッ プして離職することが多いから。実際、私の仲間も30手前にしてほとんどみんな辞めてしまいました。
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