この公園には、ちいさいながら薔薇園があります。
それぞれに名前がある。
この赤いのは、東欧の、王女がいる国からやってきた。
ゲートには様々な色とかたち。
もし色になれるなら、こんな何とも言えない色がいいな。
実はこれ、わたしの顔ぐらいの大輪。
品種名は、とびきりロマンティックだった。名付けた人に会ってみたい。
このあいだの台風でめちゃくちゃにされていたけど、もうまた新しい蕾がつき始めた。
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酒に薔薇 そそがなん そそがなん 酒に薔薇
つぎつぎに 飲みほさん
飲むほどに 胸深き悲しみは 消えゆかん
美しき 春の薔薇 教えるよ オーベール
この時を たのしめと 若き日の 青春の
花の間を たのしめと
きのうなり ブリノンとともに飲み 語りしは
あわれ 今日 はや葬り いささかの 灰となり
残れるは 名のみなる
薔薇は神々の香り 薔薇は乙女の誇り
高貴なる黄金よりも よろこびて
その胸にかざるなり 初花を
我もまた 薔薇の冠 こは 我の月桂樹
いざ呼ばん 酒神を よき父を 飲ましめん
百の薔薇 侍らせて
現(うつつ)なし バッカスは くれないの はなびらに
薔薇はその つねの友
葡萄棚 その下に 衣はだけ 飲む夏も
−ピエール・ドゥ・ロンサール−
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