旅から、戻ってきました。
わたしにとって13番目の国、インド。
2週間では短すぎました。しかも着いて早々トラブルに遭い、真夜中に野良犬に囲まれて襲われそうになったり、日本人という理由で大勢に囲まれたり…。お金があまりないまま列車のチケットや宿を取り直しながら進んで行く旅。機内含め、はじめの3日間はほとんど眠れませんでした。
たくさん食べようと決めていたマンゴーやマトンカレーもほとんど食べられず…。寝台車にまわってくる軽食(カツレツという名のポテトコロッケ)や10円で買えるおやつ(ジャレビズという名の蜜かけ揚げパン)なんかを食べていました。これはこれでおいしいんですが☆
警察のお世話になり、お金は返ってきたものの、ほっとしたのは束の間で今度はウイルス性胃腸炎に。インドに比べたら日本は無菌室みたいなもので、耐性がないのに40度近い気温の中さまよって、常に緊張していれば疲れるのは当然ですね。それにしても自他ともに認める食いしん坊なのに、食べ物を見るのが辛いなんて自分でもビックリしました :-)
だけど、人々がインドに魅せられる理由には納得がいきました。
女性の身につけているものが本当に美しいのです。貧しいという人たちでも、鮮やかな色の布をまとっていたりきらびやかな装飾品で身を飾っていて、どんなファッションショーよりゴージャスに、華やかに見えました。はいていったジーンズ以外に着替えを忘れてしまったので、地元着であるパンジャビパンツ(『アラジン』がはいているようなあれ)を何本か買いました。ミラーとニードルワークの鮮やかなパンジャビスーツもオーダー。市場では、親子が売っていたサリーのすその切れ端をいくつも買ってしまいました。
子どもたちの笑顔もまた素晴らしい。タージ・マハルが見える屋上カフェで写真を撮っていると、下から子どもの声。見ると、隣の家の屋上に男の子が「ぼくを撮ってよ!」と腰に手を当ててポーズしているのです。すかさずデジカメをポラロイドに持ち替え、撮っては投げ、撮っては投げ…。そうしているうちに、一家全員が上がってきました。言っていることはあまりわからなかったけど、楽しかったです。
嫌な思い、怖い思いを塗り替えるほどの、素敵な出会いがいっぱい。こんなに泣いた旅は今までにありませんでした。
昨日帰ってきて、今日さっそく仕事でした :-) ので、写真はまた改めてアップします。あ、胃腸はもうほとんど大丈夫です☆
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