先日のおはなしでちらりと触れた花屋さんに行ってきました。
渋谷の喧噪を逃れるように、路地の奥にひっそりと、そのお店はあります。
あんまり細い路地なので、前に行った道を忘れて迷ってしまいました。
ぴっちり閉ざされたガラス戸を開けると、夢のような世界!
ちいさな空間に花いっぱいで、奥に座っているお店のかたが見えないほどです。
置いている花の種類も、わたし好み。嬉しくなっちゃいました。
「球根のものは切り花でもどんどん伸びていきますよ」「え? 切り花でも?! 知らなかったー」そんなふうに驚いていると、「僕は花の茎の部分が好きで、ついつい見ちゃうんですよねー」とおにいさん。へぇー、確かに、茎の部分もよく見るときれい! 「あ、だから花器はガラスが多いんですね? 」「ええ。でも…これなんて、『花器』じゃないんですよね」と指したのは広口の梅漬け用の瓶。「なんでも花器になっちゃうんですよね」「そうですねー」。そんなやりとりがリズミカルに続きました。
さてどれにしようか、と考えれば考えるほど決まらない。そうやって迷っていると、おにいさんはわたしが持っている花瓶のデザインを詳しく聞いて、アネモネを選んでくださいました。新しい発見もあって、いっぺんで虜になってしまったお店です。
Special thanks to trefle.
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