一時は生産終了し、絶滅しかけたポラロイドフィルム。
いろんなかたの、いろんな努力で復活しました。
当時、唯一残されたオランダ工場を、すんでのところで救い上げたFさん。
IMPOSSIBLEという会社を立ち上げ、現在はフイルムの生産にあたっています。
先日、その東京支社へご挨拶に行ってきました。
ちょうど展示もやっていました。
大きく引き延ばされた「ましかく」は、ガーリィを超えてなかなかの迫力。
すごく開放感のある展示室☆
そのあと、広報のかたにお目にかかりました。
なんとわたしとおんなじ名前なのです。
漢字まで同じかたにお会いするのはたぶん初めて。
そのせいか、なんだか話が弾み、今回の展示だけにとどまらず、フイルム復活までのご苦労や会社のこと(カメラやフイルムの販売もしています)、いろいろ聞かせてくださいました。
中でも、一番興奮したのは「遮光板」。
ポラロイドフィルムは感光を防ぐために、真っ黒い紙が入っていて、フイルムをセットすると最初にその紙が吐き出されるようになっています。
復活フイルムを売り出す直前のこと。
代表であるFさんにお会いするチャンスをいただいたのですが、こんなことがあったのです。
わたしが撮った写真を見ていただけるということになり、いつものようにフイルムの箱に写真を入れていたのですが、それを見た同席のAさんが「箱取っておく人多いねー」と言いました。
それを聞いたFさんが「そうか、それだ」と。
「箱でもなんでも、フイルムに何か付加価値をつけたら…なにかこう、集めたくなるような何かをつけたら、フイルムを買ってもらいやすくなるんじゃないか」。
それがきっかけなのかわかりませんが、遮光板にこんなデザインが施されるようになりました。
で、このたびのIMPOSSIBLEでも、広報さんが「わたしのコレクションなの」と言って、見せてくださいました。
何種類あるのかな…。
こっちもおしゃれ。
ドットシリーズ。
こちらは広報さんのいちばんのお気に入り、『不思議の国のアリス』の一節だそうです。
こちらの会社では、ポラロイドカメラを買うとフイルムを2本つけてくれます。
なかなか良心的なお値段で、かわいい子がたくさんいました☆
興味があるかた、ぜひ足を運んでみてください。
展示もおすすめですよ。
「不可能を可能に」という願いをこめてつけられた社名。
わたしにとってはパワースポットかもしれません。
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