いつのころだったろう。
すずらんを贈られた人には幸せが訪れるという、フランスの言い伝えを知った。
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フランスも、すずらんの花も、大人になってすきになった。
ちいさな頃はこの花を、星のようだと思っていた。
ヴィアンを読んでからは、あぶくのようだと思うようになった。
そうやって、すきなものや、とらえかたって、少しずつ変わっていく。
だけど、変わらないものもけっこうあるんだよね…。
これからのわたしは、どうなるだろう…。
なかなか違う自分が始まらないので、戸惑ってしまう。
いっそ、たゆたうあぶくのように、流れにまかせてみましょうか。
聞けば、すずらんの花は数日しか保たないのだそう。
まさに、うたかた。
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そんなことを思う、今日はすずらんの日。
「お疲れさまです」。
「いつもどうもありがとう」。
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